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「Krabat?謎の黒魔術」
「Krabatクラバート?謎の黒魔術」を観た。

今日、待ちに待ったドイツ映画祭で、「Krabat」が上映された。
先日も書いたちょっとした行き違いで、チケットを4枚持っていたのだが、どうにか3人で観にいくことができた^^; ホイミンがお友だちを誘ってくれたので、I列のベストポジションのお席は二人に譲り、私は最前列で天を仰ぐ形での鑑賞となってしまった。こんなに前で映画を観たのは初めてのことで、何がつらいといって・・・あまりにも上を見なければならないので、コンタクトレンズがずれる!!!(途中で一度コンタクトレンズが外れて落ちてしまったほどなのだ^^;) 更には、ドイツ語だから字幕が頼りなのだが、右端の字幕を読もうとすると映像が視野からはみ出してしまうのだw 仕方なく、下の方に出ている英語字幕を読むことに・・・それでも、慣れるまでは映像が視野からはみ出して辛かった。

映画の上映に先立ってセレモニーがあり、すぐ目の前に映画祭で上映されている作品の出演者、監督、プロデューサーが登場。最後に「Krabat」の監督とプロデューサー、リュシュコー役の俳優さんが登場してびっくり@@! 11月2日のシンポジウムにいらっしゃるとは聞いていたけれど、今日お目にかかれるとは思ってもいなかったのだ。

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映画祭上映作品の出演者、監督、無声映画の生演奏の演奏者の方々

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左から、「Krabat」の監督、リュシュコー役の俳優さん、プロデューサー


映画の感想は・・・
原作とは変わっている部分もあり、自分が思い描いていた映像とはもちろん違っていたのだけれど、それもなかなか良かったと思う。
実は、映画のサイトを事前に観ていて一番気になっていたのが、「ソロの娘」に名前があるんじゃないのか?ということなのだけれど、Kantorkaというのは名前ではなく「ソロの娘」というほどの意味の単語であったらしい(字幕では「前唱者」となっていた)。
原作ファンとして、一番違和感を感じたのは、やはり2年目がなく3年目になるところ、リュシュコーの役どころあたりだろうか(あ、あとクラバートとソロの娘がプラトニックじゃなくなってたところもかなw!) まあ、上映時間2時間の中に、3年間を凝縮することは難しいし、ストーリーを端折る展開なのは仕方がないかなと思う。リュシュコーについては、映画を観ている途中で「もしかしてそうなるのかな?」という思いはあったのだが、原作通りにしてもよかったかも?(←観た人にしかわからない表現だと思います^^;スミマセン) 私は、クラバートがユーローにソロの娘への伝言を頼んで髪の毛の指輪を渡す場面がとても好きだ。クラバートは自分は覚悟を決めていて、彼女を巻き込みたくはない。でも、彼女の力がなければ親方とは対決できない。何というか、そういう心の揺れと彼女を気遣う気持ちが感じられる「おまえは、ちゃんとやるって、約束してくれるな?」というあの場面が涙が出るほど好きだ・・・ (うううTT これ以上は書けませんw)

一番素敵だと思ったシーンはやはり復活祭の前夜。暗闇の中にいくつも灯る蝋燭の光。素朴で静謐な復活祭の儀式の中で歌われる賛美歌。この賛美歌はドイツ語ではなく、ソルブ語という言葉なのだそうだが、これが何とも素敵だった。上映後のセッションでわかったのだが、「Krabat」の伝承があるドイツ東部のラウジッツ地方は、ドイツ語とソルブ語が使われており、たいへん信仰心の厚い地域なのだそうで、そのラウジッツへのオマージュを込めて、賛美歌を敢えてソルブ語で歌ったのだそうだ。

もう何度も書いているのだが、私が何故「Krabat」という物語が好きかというと、「魔法は万能の力ではない。代償を伴う、人間として大切な何かを損なって得られる力である」ことを感じさせてくれるからだ。そして、物語の最後にはその力を失って、人間としての再生を示唆する結末だから好きなのだ。これまで、「Krabat」という物語が書かれた背景について考えたことはなかった。しかし、今日の上映後に監督、プロデューサー、リュシュコーさん(便宜上こう呼ばせてもらおうw)に対するQ&Aの席が設けられたのだが(これも事前に情報がなく、ビックリ!)、その中で「ドイツ本国でのKrabatという物語の位置づけはどういうものですか?」という意味の質問に対して、監督とプロデューサーが原作についてコメントした内容を聞いて、何となく納得。原作者のプロイスラーさんは、自分たち戦争を知っている世代の者にとって、「Krabat」は重要な意味を持つ作品であると語っている。つまり、自分たちはファシズムという力に捉えられて人間として大切なものを失った。しかし、その力と決別して再生した。プロイスラーさん自身、シベリアに何年も抑留された体験を持っている・・・詳細はうろ覚えだが、自分が「Krabat」で描かれる魔法について感じていたこと、それに伴う代償、そして人間としての再生とほぼ同じ内容のことを原作者が作品にこめていたのだということがわかった。そして、それを理解して作られた映画だから、それほど違和感を感じなかったのだろうと納得できた。

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ピントずれてます^^; 上映後のセッションで監督が質問に答えているところ

ドイツ映画祭で上映されている作品の中で、「クララ・シューマンの愛」という映画には既に日本の配給会社何社かが興味を示しているということだったが(これは私も観たいと思っているのでうれしい限り)、「Krabat」はいかがだろう? 万人うけする映像ではないと思うが、何とか公開されるといいなぁ・・・もう一度観たい^^w
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2008/11/01 00:14 】 | 未分類 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
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コメント
亀さん こんにちは

私は原作が好きですが、映画も楽しめました。私は原作がある映画を観るときに、ほとんどの場合原作を先に読んでいるので、過去に「原作と違う~」という感想を何度も持ったし失望をしたこともあります。でも、そういう経験を通して「原作と映画は別物として鑑賞できる」というスキルを身につけてきたように思います。ある意味あきらめなのかもしれないのですが、そうすることで原作も映画も楽しめて二度おいしい!と思うようにしてますb
【2008/11/01 19:03】 | URL | Minori #-[ 編集] | page top↑
うむ・・・

途中から(ほとんど最初の方からか?w)、

あ・・
原作ともうずれてる・・・・

で、
萎えましたよw

腰痛いわ、
背中痛いわ、
見づらいわ、
ほんと大変でしたね・・・汗

原作を読んでない人には、
良かったのかも知れないがw

DMCと同じ感覚かな・・・

DMCの方が酷いかもwww

【2008/11/01 01:57】 | URL | 亀 #FtYpOcc.[ 編集] | page top↑
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